JR岩国駅を出てすぐ右を見たら赤いでっかい看板に中華そばという文字が見える。下のところにはラーメン/おみやげ・おくりもの/ラーメンとある。ラーメンはいいけど、おみやげ?おくりもの?
あんまり期待できる雰囲気では無いけれど物は試しに入ってみた。ここは手動食券制になっており、入り口のところでお姉さんにメニューを告げてお金を払うと、マイクで厨房に指示をとばしてくれ、同時に色つきの食券札をくれる。これをもってテーブルに行き料理が出てくるのを待てばよいのだ。説明すると少々まだるっこしいがシステムとしては単純だ。
中華そばの普通サイズを注文。他に大盛りやチャーシューメンはいいとして、きつねうどんなんかもある。まさに駅ソバの感覚。相席したテーブルでは老人が山盛りのラーメンを掻き込んでいた。地味な感じのいかにもな中華そばに見えた。
で、いざ自分のところに運ばれてきたそれを間近にして驚いた。スープに背油びっしり。脂の層が出来ているくらい。こんなところでこんなこってりラーメンを出されるとは。魚介系のダシが効いていてかなり美味い。もうちょい残念なものを期待(?)していただけに完全にしてやられた感がある。うどんなんかある店の味じゃないよ。こっちではこれが普通なんかな。分類するなら尾道ラーメンタイプといえるのかな。何にせよまた食いたい味だ。
満足して店を出た自分だったが、おみやげ・おくりものとは何だったのか結局よくわからなかった。