沖縄そばのスタンダード丸安そばに今回も行ってきた。
路面に面したカウンターで食べるようになってて、まるで屋台を大きくしたようなお店のつくりが特徴的だ。昔よく見た香港映画に出てきそうでもあるし、東南アジアのどっかの店のようでもある。こういうのが沖縄らしいっちゃあらしい。24時間営業なのも素晴らしい。いつでも美味い沖縄そばが食べれる。
丸安そばのある開南という場所は、観光客で賑わう国際通りからはちょっと奥まっててわかりにくいけど、サンライズなは(アーケード商店街)にあるゲーム・イン・ナハII(通称インツー)というゲームセンターからは近いので、ちょくちょく利用させてもらっている。このインツーの隣にはタコライスのスタンダードである
赤とんぼもあるし、なかなか素晴らしい立地なんだか、それについてはまた後の記事で紹介できればと思う。
厨房では何人かのおばちゃんが忙しく働いている。厨房内には大小の炊飯器が設置してあって、注文に応じて、汁とか肉とか、そこから取り出して盛り付ける。
低温調理のための炊飯器?それとも単純に保温に使っているだけだろうか?
どっちでも構わないけどとにかくこんなに炊飯器を活用している調理場は知らんな。
店に奥にはでっかい鍋があり沖縄そばのスープを煮出してる。
スープの素を使って作ることが多いらしい普通の沖縄そば屋に比べたら、本格的にダシをとっている丸安のスープがバカに美味いのも、納得するというか当然というか。
ちなみに丸安そばで最強におすすめなメニューが丸安そば(300円)。
一番安いメニューなのに色々な肉がのっててダシが出まくっててやたら美味い。なんで安いのが一番美味いんのか不思議だが本当に不思議に美味い。丸安のスープの美味さを堪能するにはこれしかない。
うどんに七味をかけるように、沖縄そばにはコーレーグース(唐辛子を泡盛漬けした辛い調味料)をかけたりするのが定番だけど、丸安そばはスープが美味すぎてコレをかけちゃうと残念な気分になる。ぜひそのまま食べていただきたい。紅しょうがをのせるのは美味しい。
沖縄宝島 こーれーぐーす
もうひとつオススメなメニューがあってそれが軟骨丼(500円)。
今回は滞在中に一度しか丸安そばで食べる機会がなくて、軟骨丼を食べに来たものの丸安そばも捨てがたくて、食券機の前で数分間悩んでしまった。
今回は軟骨丼の勝ち。
ミニ沖縄そばが付いてくるのが決め手になった。丸安そばの激うまな味わいは無理にしても、スープと麺の確認だけは出来るからこれで我慢。
さて軟骨丼だけど、ふるふるホロホロの豚の軟骨肉の上に、ふるふるの温泉卵をのっけて、さらにふるふるのよくわからないけどコラーゲンたっぷりくさいソースをぶっかけたら、ライスがどろどろぐちゃぐちゃになったという素晴らしいジャンクで濃くて最強の丼だ。
これをかき混ぜて食べているうちに、どっからどこまでが卵で肉でライスなのかわからなくなる。濃厚でドロドロで頭がパニックになる。生命の源というのはドロドロぐちゃぐちゃの全てが混ぜくりあったなんだかそのようなものだったと聞くが、この丼も同じような種類のものに違いない。どこまでが肉で卵でライスかなんてどうでもいいという気になってくる。軟骨丼というのはひとつの美味さの根源に違いない。このカオスを律するかのように、鮮やかな色の紅しょうがを大量にのっけて食べるとなお美味い。入れ放題の紅しょうがは何にせよ大活躍だ。
最後のご飯をミニ沖縄そばで流し込んで腹がパンパン。
この異様な満足感は他の丼料理にはなかなか無いと思われる。
これでまだ大盛りがあるというのが恐れ入る。
大盛りなんて食べたらどうなっちゃうのだろう。
丸安そば (沖縄そば / 牧志駅、安里駅、美栄橋駅)
夜総合点★★★★★ 5.0
昼総合点★★★★★ 5.0