わけのわからない魚の置物。
というわけで那覇におけるラーメン二郎インスパイアの代表である
だいじろうに行ってきた。国際通りからすぐの商店街の中。
ソーキそば350円の近所である。
ラーメン不毛の地で二郎系を定着させようという心意気もすごいが、それなりに定着してきているのも凄い。沖縄に行ってまで二郎系……という気持ちを抑えてそこは敬意を表して訪問しておきたい気持ちもある。表敬訪問だ。なにせ沖縄には
肉そばという沖縄そばの二郎系みたいのまでありますし。
大二郎の店構え。
すごく入りやすい。行列とかも出来なさそうで安心。
土日は朝5時からやってるという凄さ。
メニューはこんな感じ。
シンプルなメニューが信条の二郎とは違っていろいろある。野菜が別料金になっているのが特徴。
普通の二郎系だと豚ラーメンとして処理されているが、だいじろうでは肉のトッピングという形になっている。肉と野菜を別々にトッピングすると180円だけど、両方トッピングだと150円と少しだけ安くなるのは好感。
二郎系は本家にならい小サイズと大サイズという構成が多い。
初めての二郎系店舗で大を頼むのは自殺行為だ。
小が本当の意味の小サイズではなく、普通の店の大盛り以上の盛りで、いきなり殺しに来るのがラーメン二郎系。まずは小を頼み完食してからその店の盛りを見極めるのが定石。
とはいえここはよく見ると大中小というメニュー構成。すると小ってのは本当に少ないのかもしれない。そんなわけで中を頼んでみた。てっちゃんも中を頼んでいる。大で400グラムと書いてあった。仮に茹でる前の重さだとしても茹でて800グラムである。1キロ以上でないなら大丈夫だ。
お客が他にいなかったからか、いつもそうなのか注文が入ってから野菜を茹でてくれたのでシャキシャキ。麺のほうは中でまあまあの量だった。多すぎもせず少なすぎもせず。ここなら大を頼んでも完食はできそうだ。
最初から野菜はそれなりに多め。これなら増量が別料金でも許せる。
二郎系では豚と称される豚の塊が乗ってるのが通例だが、ここでは非常に綺麗なチャーシュー。薄い。これだったら肉増量してもパクパクいけそうである。味も蛋白であっさり美味しい。ちょっと濃い目の沖縄そばよりあっさりしてるかもしれない。少なくとも二郎系のギトギトドロドロは全く感じられない。アブラマシ、カラメにしたらどうなるか気になるところではある。僕はニンニクすら入れなかった。次に行く機会があれば全マシコールにしてみようと思う。
二郎というよりむしろ大盛りの沖縄そばを感じるだいじろうのラーメンだけど、麺だって平たくてこれも本当に沖縄そばみたい。沖縄向けにチューンしてるなあ。これは本家を食った人でもいちどは食べてみても良いかもしれない。店の人曰く「二郎とはぜんぜん違うでしょ」ということらしい。
中サイズは僕でも物足りないくらいの麺量だったので安心して良いだろう。
ここなら仮に大を食っても、その日一日使い物にならない、みたいなことは心配しなくて良さそうだ。
ちゃー盛らぁめん だいじろう (ラーメン / 牧志駅、美栄橋駅、安里駅)
昼総合点★★★★☆ 4.5