一昨年に閉店した南蛮カレーのことを
当時ブログに書いた。
実は書きそびれていたのだけど、その数ヶ月後に南蛮カレーは別の形で復活していたのである。
なんでも、南蛮カレーで働いていた人が、近くに
キッチンすみっこというレストランをやっていて、そこで南蛮カレーと同じ味のカレーが食べられるということだった。
もう二度と帰ってこないと思っていた南蛮カレー!
なんというミラクル!
2ちゃんねるのカレー板でその情報を見つけた時に狂喜したのを覚えている。
店が無くなった後も未練たらしくうじうじと”南蛮カレースレッド”にたむろっていた南蛮カレーファン。それを見るに見かねた地元の事情通の誰かが、情報を差し入れてくれたのだ。こういう時に2ちゃんねるの良心を感じる。
いてもたってもいられず冬の18きっぷを使ってすぐに蒲田へ向かった。
2011年の3月のことだった。

これがキッチンすみっこ。
JR蒲田駅から少し離れたなんでもない場所にある目立たぬ地元のレストラン。そんなに難しい所ではないけど何しろ目立たぬレストランなのでけっこう迷ってしまった。こんなのネットの情報が無かったら一生気が付かなかった!

たしかにメニューにカツカレーがある!
お値段はさすがレストランだから同じという……あれ???
680円てそのまんまや!!
いや、というか
ビーフカレーと比べて30円しか差がないってどうゆうこと!!?
こりゃ安いわ。
南蛮カレーといえばカツカレー。カツカレーといえば南蛮カレー。
なんである。
カツカレーだけは出来るだけ値段を据え置きたいという店主の心意気か。
カツカレーを求めてここにたどり着いたファンにたいするあまりにも嬉しい配慮。涙が出てきそうである。
もちろん一もニもなくカツカレーを注文した。

テーブル上の調味料類のタバスコのチリソースとハラペーニョソースに注目して欲しい。これで感動するのは間違いなく旧南蛮カレーのファン。
南蛮カレーの特徴のひとつとしてカウンターにタバスコのハラペーニョソースが設置してあって、客はそれを垂らすことによってカレーの辛さを調整することが出来るようになっていた。普通のカレーだとタバスコなんかかけたりしないが、はっきりしないような何でもないような味の南蛮カレーにはこうしたソースが妙にあっていた。たまにパンチを効かせたい時など最適だった。
もちろんキッチンすみっこは洋食レストランなので、パスタやなんやの為に置いているという側面もあるのだろうけど、せっかくなんで南蛮カレーの遺産という強いメッセージとして受け取りたいものだ。なにせタバスコの外箱の上部を切り取って設置するのは南蛮カレースタイルそのまんまだからだ。これはますます期待がもてる。

きました!
カツカレー専用の横長のお皿もそのまま!
これこそ南蛮カレーのカツカレーだ!
出てくるのにちょっと時間がかかったのは、きっとわざわざカツを揚げてくれていたからだ。ちなみに南蛮カレーは食券のボタンを押した瞬間に既にカツの盛り付けが始まっているという、信じられないくらいのスピードでカツカレーが出てくるのが売りの店だったけど、そこはカレースタンドと洋食レストランのスタイルの違いとして楽しむべきだろう。
恐る恐るひとくち食べてみる。
この美味いのか不味いのか、濃いのか薄いのか、はっきりしないルゥ。
でもいざ探してみると類似店が全く見当たらない独特の味。
また食べられるとは。まさしくこれは南蛮カレーだ。
カツも作りおきじゃないからサクサクでホクホク。ルゥもちょっと上品な印象を受ける。いわば「じっくり丁寧に作った南蛮カレーのカツカレー」ともいえる。食べたことのある人にはわかるはず。
紛れも無く南蛮カレーのレシピを使っている。
ふと横をみれば、他のお客さんもカツカレーをガツガツと食べていた。
やっぱり皆これを食べにきたのだなあ。言葉は交わさないが同士気分だ。
無くなってしまった店の味に再会できる。
こんなことがあるんですねえ。
キッチンすみっこのシェフに感謝。
また行く機会があれば他の料理も試してみたいが、でもやっぱりカツカレーを頼んでしまうんだろうなあ。
キッチン すみっこ (カレー / 蓮沼駅、蒲田駅)
昼総合点★★★★★ 5.0
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