次の日も快晴。それだけに日差しが強く暑いのだけど朝の時間はさほどでもなくまだ過ごしやすい。もしかしたら沖縄の夏で一番楽な時間というのは早朝の太陽が登り切る一瞬だけなんではないか。もしくは夕暮れの一瞬。生暖かく蒸し暑い熱帯の空気に切り替わるのがどの時間帯なのかよくわかってないのだけど。そういうわけで早起きをして国際通りに出かける。といってもホテルから1分もかからないのだ。
てっちゃんとの待ち合わせにはかなり時間があるのでスターバックス国際通り牧志店でモーニングコーヒーを洒落こむ。こうして見ると外国の景色を切り取ったようにも見える。外国といえば外国。日本といえば日本。それが沖縄というものだ。早い時間だと座席も空いていてテラス席に追い出されることもなくエアコンの効いた店内で快適に過ごせるようだ。いくら朝が涼しいといってもエアコンの誘惑には敵わない。だいたい国際通りは前にも述べたとおりに車の交通量も多くて必要以上に暑いのだ。
広めの席を確保する。本当はもっと広くてゆったりと座れるソファー席のようなものが少数だけあるのだけど、どうやら大柄専用らしく、たいてい大柄の白人たちの占有を受けていて座れたためしがないのだ。朝の時間ならばと思ったが、ピンポイントで占有されている。あれって年間指定シートか何かなのか?
スタバに籠城して、本を読んで過ごしていると、てっちゃんから連絡が入る。インツーで待ち合わせしようということだ。何をするにもインツーが起点になる生活は素晴らしい。コーヒーの残りをすすってスタバを後にする。ここのスタバは素晴らしいのだが、長時間籠るにはちょっとした問題点がある。トイレがたった一つしかないのだ。これは困る。スタバはどこもトイレが足りなすぎる気がする。戦略なのかもしれない。
店を出てすぐ国際通りを横断して、商店街の方に入っていく。さんざん紹介した、インツー方面へ向かう道だ。これを読んでくれている人は、もう説明しなくてもインツーに行けるのではないだろうか。まだ無理か。いつか本当にそうなるように、何度もインツーにいく描写をしてみようと企んでいる。
むつみばし商店街からサンライズなはに向かう。この商店街のひっそりとした空気に安心感を覚えるようになってしまった。そろそろ那覇で暮らせるかもしれない。夏さえなければ……。
ふと覗いてみると、水上店舗などという看板があったりする。もともと此処らへんの商店街の前は、ガープ川という川があったそうだ。商店街のいくつかの商店は川の上に建てられたものということだ。今じゃ全くその面影もないが、いちおうは水上店舗ということらしい。2Fのほうは空き店舗も多いし何がどうなっているのか未だに把握していない。そのうち調査してみようとは思う。
今日も赤とんぼは人気である。いつ見ても誰かがタコライスを食べているようだ。前はもうちょっと閑散としてた気がするが夏だからだろうか。このまま人気がどんどん高まって、そのうち並ばないと買えなくなってしまったら困ると妙な心配さえしてしまう。だからあまり宣伝するのは止めておきたい。といいつつもこうして書いてしまっている。美味いものは皆に食べてもらいたい気持ちもあるので困ったところだ。
インツーに到着。とりあえず入り口で
UCC霧の紅茶を買ってから入る。インツーにおいてはこれが入場券の役割りを果たす。それは嘘だけど、まあ挨拶みたいなもの。UCC霧の紅茶があればゲームしなくても手持ち無沙汰にはならないし。
筐体のコンパネの上にUCC霧の紅茶ミルクティーを置いて飲むのがインツースタイルだ。しかも常連客は飲んだら放置して片付けないから、夜の賑わっている時間だとUCC霧の紅茶の缶にコンパネが埋め尽くされる事も。さすがにそれは捨てようよと思うのだが。てっちゃんは既にインツーに来ていたようだ。
それにしたってキンキンに冷えたUCC霧の紅茶ミルクティーは沖縄の夏に最適だ。エアコンの効きまくったインツー店内でこれを一気に飲み干すとちょっとしたトリップ感を味わえる。酒なんかよりよほど効くような気もする。インツーの常連勢が飲みまくっているのも理解出来る。僕も中毒になりかけている。500ml近くあるサイズ(実は500mlより少し少ないのだ!)でちょっと持て余すようにも思っていたが、次第にこのサイズがちょうどよく感じてしまう。スタバで飲むアイスコーヒーと、インツーでのむ紅茶の充実度はきっと互角あたりに違いない。ただしインツーではうるさくて本なんか読めないけれども。しかしインツーではロング缶を飲んでもたった100円!もう一本いっても200円!
ちなみに詳しく調べたらUCC霧の紅茶は480mlだった。なんでだ!
ちなみに沖縄の牛乳は946mlだったりする。これは米国で使われている単位の1/4ガロンということらしい。米国時代の名残ということだ。では480mlってのは何処からきてるのだ。次までの宿題にしておくか。