浜松オートレース場に到着して、いか五平をかじりつつ最初のレースの検討に入る僕とアニワギ博士。

広場に設置された巨大モニターにオッズが表示される。オッズとは車券が的中した場合に払い戻される金額の倍率を書いたもの。とはいえ、オートレースの結果というのは多種多様なものがあるので1画面では到底表示しきれない。よって、画面を切り替えることによって次々と表示していくのだが、これがまだるっこしくてしょうがない。
アニワギ博士と僕は、このモニター画面が切り替わるのをひとしきり眺めて、現時点でのオッズを参考に最初のレースの予想を立て車券を購入。あとはレース開始とゴールを確認するだけだ。

こちらがオートレース場のメインの建物である。古ぼけた市庁舎や学校という印象はどうしても拭えない。2階に食堂があるという案内が出ている。後で覗いてみたい。

広場を奥にすすむと、うどんコーナーがあった。僕もアニワギ博士もうどんには目がないので、昼ごはんはこれにするしか無いといった感じだ。朝に
名古屋駅できしめんを食べたことも忘れて突進する。

メニューはこのようになっている。えび天と野菜天の2種類がある。野菜天というのは所謂かき揚げタイプの天ぷらのこと。熱いうどんの他に冷うどんもラインナップされているようだ。
野菜天玉そば(うどん)というのは、関東でいうところの天玉そばだ。関東には何年かご無沙汰しているので懐かしい。僕は天玉そばが好きだったのだ。関東にも天ぷらと玉子というスタイルのうどんはあるが、それらは「スタミナうどん」などと呼ばれる。うどん・そばにのっけるネタとしては天玉そばとスタミナは同じ構成ではあるものの、東西のダシの違いや、天ぷらの具合の傾向などには差がある。そういうわけで、天玉とスタミナは、やはり別個のものとして考えたほうがわかりやすいというのが僕の持論である。

食券機で野菜天玉うどんのボタンを押す。値段は400円程度だったと記憶しているけどぼんやりしている。

うどんのカウンターは冷と熱で分けられている。こういうのは珍しいかもしれない。アニワギ博士は冷たい方に並んでいる。なにしろこの日差しなので冷たいのにする気持ちも理解できる。熱いのを頼んでしまった自分のほうが変かもしれない。
さらに奥に進むと木のテーブルと椅子が並べられた休憩所のようなところがあって、そちらでうどんやそばを食べるようになっている。簡易な屋根はついているが、野外なのでエアコンも何もなし。そこで温かいうどんをすすろうというのだから大変だ。

野菜天玉うどんには、きざんだ揚げがトッピングされていてなかなか豪華だ。実質、天玉+きざみうどんになっているようだ。天ぷらはふにゃふにゃ系。
野菜天が崩れるのは早い。うどんを何度かたぐり寄せるだけで、春先の雪どけのように衣が崩壊していく。野菜と衣がすっかり離れ離れである。そこへ生卵を崩してかき混ぜると、お好み焼きでも入れたかのような有り様になるものだ。
天ぷら、野菜、きざみを、生卵がひとまとめに繋ぎ止める。この混迷した大陸のような層をかきわけかきわけうどんをすするのがこの手のうどんの醍醐味だろう。
卵と天ぷらの油で、ダシは濁りに濁ってしまう。それを嫌って、卵を出来るだけ崩さぬように食べる派もいるそうだけど、僕としては卵を別個にするように食べたのでは面白く無い。本来のダシの味もわからなくなるほどの混乱こそが、天玉のあるべきスタイルかと思う。

アニワギ博士の冷やし野菜天うどんにもきざみがのっている。天ぷらにきざみを合わせるのがここの特色なのだろう。こちらはダシが少なく、玉子もないので、すきっとそれぞれが独立しているように見える。天ぷらの崩壊速度も遅いに違いない。これはこれで悪くはないそうだ。なにより、熱くなくて良い。
僕のほうはというと、汗まみれになってしまった。

お互いうどんを食べて腹も満腹だ。後は最初のレース結果を見守るだけである。レース場に向かってみると、観客こそ少ないものの、そろそろ走り始めるようである。
つづく。
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