浜松オートレース場で負けが込んできたので、ちょっとクールダウンもかねて売店めぐりをするアニワギ博士と僕。といっても、僕は全レース100円しか買っていないので千円も負けていないのだけど。アニワギ博士にしても勝ったり負けたりの話なので、やはり総額のマイナスは、そうたいしたことはないだろう。しかし面白くないのは確かだ。そんなわけで浜松オートレース場の面白いものを探してみた。

SBSテレビでお馴染みの浜松オートレース名物「当たりやきそば」!「えびはんぺん」!
これや!ということで二階へ上がってみる。ちなみにSBSというのは静岡放送の事だそうだ。地方のテレビ局の略称は新鮮だ。関西以外の人にABCだのMBSだの僕らの馴染みの放送局を言っても分からないのだろう。

登ったところに良い感じの売店食堂のようなものがあった。通路に椅子とテーブルも並べられていて休憩にはちょうどよい。エアコンはないが、日陰になっていていくぶん過ごしやすいというものだ。ここに当たりやきそばがあるのだろう。

当たりやきそば300円。あった。
カニカマ棒も気になるが、ここまで猛烈に推している当たりやきそばを頼まないでどうする。あたり焼きそばは、代表してアニワギ博士が買ってくれるということなので、僕は少しわけてもらうことにする。

アニワギ博士が当たりやきそばを待っている間に串かつを買ってしまう僕がいた。
浜名湖ボートの串かつと同じ種類かどうしても気になったのだ。これが御当地性の調査というやつだ。結論としては同じものだった。こちらの串かつは豚肉とタマネギのもの。ソースとマスタードをたっぷりかけるのも含めると、これが公営ギャンブルスタイルなのか、東海地方全体のスタイルなのかは、いまいち判断はつかないところだが。

当たりやきそばが出来上がっていた。やけに黄色い焼きそばである。少しわけてもらうと、妙に味がうすい。そしてカレーの風味。つまりカレー粉と塩で味付けした焼きそばが「あたり焼きそば」の正体ということか。なんだかはっきりしない味付けだが、麺はものすごく細麺を使っていて、そのあたりは好みといえるかも。でもなんにせよ、はっきりしない味だ。なんでこれが「当たりやきそば」なんだろう。ちょっと変わったメニューをこしらえて、ギャンブル場にふさわしい名前をつけただけといえばそれまでだが。
アニワギ博士は美味い美味いと食べていたが、適当なところで切り上げて「残りは食べて良いですよ」と僕にくれた。気を利かせてくれたのかどうか。どっちなんだ。
後でちらっと調べてみたら、ソースをかけて食べるものらしい?つまりカレー味の焼きそばベースに、普通にソースを絡めて食べるものだったのかもしれん。それでは薄い筈だ。僕らは当たりやきそばの真髄に触れないまま大阪に帰ってきてしまったことになるのかもしれない。
仕方がないので家で作ってみるか。スーパーなんかでは、こういった細麺がなかなか無いけれど。

ぼやけてしまったが、当たりやきそばには、つみれ入りのスープが付いている。気が利いている。アニワギ博士は妙に喜ぶ。こちらのほうが反応が良いようにも見える。どうなんだろう。しかしこれで300円ならば安い。やはり名物といえるだろう。

この売店のテーブルのそばにも中継のモニターはある。どこもかしこも古くさい建物だけど、モニターだけはわりに新しい液晶だったりしてアンバランスだ。そして映し出すものも時代遅れのオートレース。時代に取り残されたものにサンドイッチにされたテクノロジー。こういうのがサイバーパンク的な世界観なのだろうか。ぜんぜん違うかもしれない。しかし『ブレードランナー』的世界観とは言って良いのかもしれない。

当たりやきそばの御利益を頼みに最後のレースにかける。三連単なんてさっぱりわからないのでやはりオッズだけ見てくじ引き感覚で投票。オートレースに詳しい人がみたら、噴飯ものの組み合わせになっているのが、きっとわかっていただけると思う。
結果は……二人とも負け。そりゃあそうだろう。クールダウンの甲斐もなく。
アニワギ博士は僕よりかは真剣に予想していたが、それにしたって、オートレースは初めてなのでデータが足りなかったに違いない。次やれば、もっと勝つと思う。
僕も勉強になった。
「オートレースの三連単は当たらないからやめとけ」ということが。何年も前に川口オートレース場に行った時も併せたら、三連単で二十連敗くらいしているので本当に良く理解できた。
ワイド(選んだ3車のうち2つが3着以内に入れば勝ち)なら取れていたかもしれん。オートレースのワイドがどれくらいオッズがつくものか見てなかったけれど。控除率の高さも考えればダメかも。しかし次にオートレースをやるのは何時だろう。もう一生やる機会も無いかも、とさえ考える。なにせオートレース場なんかほとんど無いのだ。
そんなわけでそろそろ帰りのバスが走りだしている時間なので、僕とアニワギ博士は浜松オートレース場を後にする。もちろん荷物預かり所で、カバンと、傘(コンビニの!)を受け取ることも忘れずに。傘は大阪までしっかり持って帰る。なにせ600円出して買った途端に雨が止んだ奇跡の傘なのだ。
バスで浜松駅に到着するのは15時すぎになるようだ。
18きっぷで在来線を乗り継いで大阪に帰ることを考えると、早めに離脱しておくにこしたことはないのだ。名古屋駅に19時ごろまでに着いていれば最終に間に合う計算とはいえ、朝から大雨で電車の運行が遅れたりしたこともあって、今日はいくぶん慎重になっている。名古屋まで戻って時間があまれば、お土産でも買えば良いのである。
そんなわけでまだ続く。
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